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体重トレンド計算と停滞期チェック
体重計の数字は、脂肪とはほとんど関係のない理由で毎朝動きます。このチェックでは、統計の考え方で体重の記録を読み解きます。7日平均、なめらかな傾向、幅つきの週あたりの変化、そして「本当に停滞期なのか」への率直な答えです。カロリーや目標には一切触れません。貼り付けた内容がブラウザの外に出ることもありません。
体重の推移
電卓を使うにはJavaScriptを有効にしてください。下の方法と計算例はJavaScriptがなくてもご覧いただけます。
入力された数値をそのまま説明したもので、診断ではありません。脂肪、水分、健康については何も示しません。
- 体重の記録
- 7日平均
- 平滑化トレンド
毎日の記録、7日平均、平滑化トレンド
| 日付 | 体重 | 7日平均 | 平滑化トレンド |
|---|
毎日の数字がぶれる理由
塩気の多い夕食、いつもより炭水化物が多かった日、まだ消化されていない遅い時間の食事。どれも一晩で数百グラム単位で体重計の数字を動かし、数日で元に戻ることがあります。これらは脂肪ではありません。脂肪か水分かチェックで、こうした変動の大きさを確かめられます。数週間たてば変動は打ち消し合うため、ある朝の1回よりも平均のほうが多くを語ります。
7日平均となめらかな傾向
7日平均は、直近7暦日の体重の平均です。計測が3回以上あるときだけ計算します。Avocalo アプリの体重タブにも、同じ種類の平均が表示されます。
なめらかな傾向は、John Walker が The Hacker's Diet で紹介している方法です。新しい計測値が入るたびに、傾向がそれまでの位置から10%だけ動きます。変わった朝が1回あっても、ほとんど影響しません。計測のない日は傾向がそのまま据え置かれ、体重が勝手に作られることはありません。
停滞期チェックのしくみ
直近28日間の計測値に直線を当てはめ、その傾きを週あたりの変化として示します。95%の範囲は Student の t 分布から求めます。判定は次のとおりです。
- 範囲がすべてゼロより下なら、体重はまだ下がり続けています。
- 範囲がすべてゼロより上なら、体重は上がっています。
- 範囲がゼロを含み、幅が週あたり±0.2 kg より狭ければ、横ばいです。数字の上では停滞期です。
- 範囲がゼロを含み、幅がそれより広ければ、変動のせいでその大きさの変化はまだ見えません。判断するには早すぎます。
計測が2週間に満たないうちは、判定は出しません。範囲の幅は、体重の変動の大きさと日数で決まります。変動が0.5 kg 程度の場合、毎日計測した14日分では、週あたり約±0.51 kg より小さな変化をぶれと区別できません。毎日計測した28日分なら、これが週あたり約±0.17 kg まで狭まります。
計算例
例のデータは、2026年8月17日から9月20日までの35日分です。塩気の多い週末のあと、2日続けて80.0 kg になり、その前の週のどの日よりも高い値でした。それでも7日平均は79.5 kg から78.8 kg に下がっています。直近28日間では週あたり約0.3 kg の減少で、95%の範囲は週あたり−0.41 から −0.18 kg なので、判定は「まだ下がり続けている」です。日ごとの典型的な変動は±0.33 kg で、この28回の計測では、週あたり±0.11 kg より小さな変化はその中に埋もれてしまいます。
わからないこと
このチェックは数字を説明するだけです。変化が脂肪なのか、水分なのか、筋肉なのか、なぜ起きたのかまではわかりません。計測はいつも同じ条件で、できれば同じ時間帯に行ったものとして扱います。医療上のアドバイスではありません。
体重減少の停滞期とは?
1年以上追跡した減量試験を集めたレビューでは、体重の減少は平均して約6か月で頭打ちになっていました(Franz et al., 2007)。ここでは、もう少し狭い意味で使います。週あたりの変化の95%範囲がゼロを含み、幅が週あたり±0.2 kg 以内、という状態です。
月曜日に体重が重いのはなぜ?
自宅で体重を測った成人を対象にしたヨーロッパの研究では、1週間の中で体重の約0.35%の変動が見つかりました。週末のあとに高く、平日にかけて低くなる傾向です(Turicchi et al., 2020)。ある月曜日とある金曜日を比べても、ほとんどはこのリズムを測っているだけです。
何回計測すれば足りる?
数字を見るには、別々の日に3回です。判定には2週間、最も狭い範囲を得るには毎日計測で約4週間が目安です。抜けた日があっても問題ありません。平均も直線も、ある日のデータだけで計算します。
出典
- John Walker, The Hacker's Diet: Signal and Noise, なめらかな傾向の出典です。
- Franz MJ et al. Weight-loss outcomes: a systematic review and meta-analysis of weight-loss clinical trials with a minimum 1-year follow-up. J Am Diet Assoc, 2007.
- Turicchi J et al. Weekly, seasonal and holiday body weight fluctuation patterns among individuals engaged in a European multi-centre behavioural weight loss maintenance intervention. PLoS One, 2020.
ある朝の数字が気になるときは、脂肪か水分かチェックで、ほかに体重を動かす要因を確かめられます。